potage

心の膜が剥がれ落ちてゆく

優しいポタージュ色の

キャラメルの味

アイルランドで

コーヒー飲もうよ

世界がどうなっているとか

誰が悪いとか

そんなことより

話したいことがあるわ

髪を切る時は

あたしの顔色を気にして欲しい

あたしだけのものになんて

いつまでもならないで

どんなに硬い契約にも

心は報われない

だって絶対なんて絶対ないから

小さな約束守れないの知ってるし

最初から一生許してあげる

つまりはあたしの一生をあげる

たまには弱いところも見てみたい

笑っちゃうかもしれないね

不安ははたまた

無邪気な夜に

簡単に

消されるのだ

本当はたまには少し

強がってみたりしてみたい

どうせ失敗するのは目に見えている

優しさだけがあたしの取り柄だから

でも

あなただけのものになんて

いつまでもなりやしないわ

どんなに硬い契約にも

心は縛れない

だって絶対なんて絶対ないけど

あたしの一生をあげる