桜舞い散る季節に 苦悩から逃げ出した話、嗚呼
声を殺し終わり待つ 誰も僕を見てくれなくて
誰も彼も 否定した、拒絶した。
夢で見た「これから」と 滲んで 書けない手紙
闇だけが 優しくて 辛くて 瞳を瞑ってた
辺りの景色に身を潜め 馴染む色は見つからなくて
せめて夜の闇にだけ 隠れて消えてしまおうと
手をかけた
終幕の 鐘が鳴る 儚い 夢から醒めた
さようなら 愛しい人 春風が 僕を揺らしてた
桜が啜り泣く頃…。